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塞王の盾ー最高の盾と矛の歴史小説|書評・感想

塞王の盾とは豊臣秀吉によって天下につかの間の太平がもたらされた時代の、城の石垣職人たちと鉄砲職人たちとの攻防戦の物語です。

戦が起きた時に外敵から身を守る城づくりの基礎である、石垣職人たちにスポットがあてられた歴史小説です。

今村翔吾氏による、直木賞受賞作としても話題になりました。

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感想(11件)

 

塞王の楯は城の石垣職人の生きざまを学べる歴史小説

塞王の楯は大阪城などの日本の城を一から作り上げてきた職人たちの姿を学べる歴史小説だよ!

大阪城や姫路城など、日本の城には立派な石垣が積まれています。

河原から石を拾ってきて集め、一つ一つ積み上げて石垣は完成しています。

石垣を集めることも運ぶことも積み上げることもそれぞれに経験を積んだ職人がいて、

石垣の積み方にもさまざまな方法があり、彼らが何を考えて石を積み続けてきたのかを知ることができました。

塞王の楯は城の石垣職人たちの生きざまを学べる歴史小説として、戦国時代をまた違った角度から眺めたい方にお勧めです。

石垣職人と対極の存在が鉄砲職人

石垣職人と対極の矛として登場するのが鉄砲職人です。

種子島に鉄砲が伝来してから急速に広まった日本の鉄砲は戦国時代に新しい風を巻き起こしました。

それまでの戦国時代の戦を変えた鉄砲職人たちは、強固な城の守りを担う石垣をも崩せるような大砲を生み出します。

鉄砲職人にも石垣職人にもそれぞれの信念があり、

負けられない戦いが繰り広げられるというのがこの塞王の楯という歴史小説のストーリーです。

戦国時代の戦を支えた職人たちの姿をリアルに再現している歴史小説で、面白く読めたよ。

塞王の楯ー書評に関するまとめ

塞王の楯は分厚い歴史小説だけど、内容は興味深く読めるので3日ほどで読み終えることができました。

最強の楯を作ると自負する石垣職人と、

最強の矛を作るために研鑽を欠かさない鉄砲職人攻防戦に目が離せませんでした。

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