文学 書評

うつくしが丘の不幸の家|書評・感想

丘の上に立つ1軒の戸建て住宅をめぐる連作小説が、うつくしが丘の不幸の家です。

次々と変わっていく住民の不幸を知る周辺住民の間では不幸の家と呼ばれてしまったその一軒家にまつわる物語です。

他人から見て不幸に見えても幸せはある

 

 

うつくしが丘の不幸の家という小説では過去の住人たちの歴史をさかのぼって描かれています。家庭内でそれぞれに不幸が持ち上がりますが、最終的に家を出ていくとき、それぞれにドラマや思いがあるということがわかります。

一軒家をめぐる家族の物語を通して、様々な人間模様を知ることができる1冊です。

それぞれの家族の在り方

 

憧れの丘の上の一軒家を買って家族の新しいスタートを切ったものの、家庭内不和や家族同士のけんかなどの不幸に見舞われて出て行った過去の住民たちの運命を回想録の形で振り返っていくのがこの小説のスタイルです。

それぞれの人生を振り返り、最初と最後が再びつながる物語の展開に心温まる感動があります。

家族の在り方を今一度考えさせられました。

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